先日、BitwardenをDockerでセルフホスティング の際にLastPassや1Passwordのエクスポートデータをそのまま残しておくのは危険なので、不必要になったら削除が一番なのでしょうが、バックアップとして残しておきたいので、パスワード付きzipとして保存することにした。
パスワード付きzipの作成
ファイルをパスワード付きzipで作成したい場合
$ zip -e sample.zip sample.txt
Enter password:<パスワード入力>
Verify password:<パスワード入力>
adding: test (stored 0%)
ディレクトリをパスワード付きzipで作成したい場合
ディレクトリがある場合は、-r
のオプションを忘れると空のzipファイルが出来てしまうので注意が必要です
$ zip -e -r test.zip test
Enter password:
Verify password:
adding: test/ (stored 0%)
adding: test/test1.txt (stored 0%)
adding: test/test2.txt (stored 0%)
パスワードがかかっていないzipファイルをパスワード付きに変更
$ zipcloak sample.zip
Enter password:
Verify password:
encrypting: sample
逆に、パスワード付きファイルからパスワード解除も可能です
$ zipcloak -d <パスワード付きzipファイル>
zipcloakがないよ!って方は、zipのパッケージをインストールしましょう
## Debian/Ubuntu
$ sudo apt install zip
## Redhat/CentOS
$ sudo yum install zip
## MacOS
$ brew install zip
互換性用zipファイル作成
WindowsやLinuxと互換性を取りたい場合は、GUIのkekaなどのアプリを使うと、「.DS_Store」リソースフォークを削除してzip圧縮する機能があるので、併用して使うと良いかもしれません。
最後
zipパスワードは必ずしも安全ではなく、パスワードクラッキングツールが存在し、簡単に解析されてしまいますので、極力、ランダムな英数字+記号の強固なパスワードを設定しておきましょう!