ソフトウェアのライセンス管理や自宅の家電や資産を管理したい思い、何か良いオープンソースがないのか探したところ、IT資産管理システムのSnipe-ITが見つかったので、早速導入してみた。
Dockerでの導入方法となります
インストール・設定
$ git clone https://github.com/snipe/snipe-it.git
- .env.dockerを修正
APP_DEBUG=false
# please regenerate the APP_KEY value by calling `docker-compose run --rm snipeit bash` and then `php artisan key:generate --show` and then copy paste the value here
APP_KEY=base64:3ilviXqB9u6DX1NRcyWGJ+sjySF+H18CPDGb3+IVwMQ=
APP_URL=http://localhost:8000
-APP_TIMEZONE='UTC'
-APP_LOCALE=en
+APP_TIMEZONE='Asia/Tokyo'
+APP_LOCALE=ja
デフォルトでは8000番ポートが使われるので、変更する場合は、docker-compose.ymlのportsを変更しましょう
起動・接続
$ docker-compose up -d
問題なく起動できたら、http://localhost:8000
で接続
このような画面が表示される
Email欄のSend Testで成功するか確認します。
(mailhogも立ち上がっているので、ほぼ成功するかと)
Next: Create Database Tables
をクリック
Next:Create User
をクリック
右のオレンジバーが必須項目なので、適当に入力し、完了
あとは、新規作成しデータを入力していくだけです
設定欄を見ると、二段階認証やSlack連携、LDAP,SAML,OAuth認証もサポートしているようです
使用感
試したみた感想として、登録項目が多岐に渡り、職場等でも実用になるくらい高機能な感じ。
メンテナンス履歴管理機能では、HDDや家庭内のフィルター交換時期などを登録しておくと便利かもしれません。
自宅で資産管理するには、ここまで機能は必要ないので、結局は、NotionかVaultwarden(Bitwarden)で十分なような気がしてます
その他
APP_KEYを再作成
外部公開にする場合等は、APP_KEYを変更しておきましょう。
- snipe-itのコンテナに入り下記コマンドを実行
$ docker exec -it snipe-it /bin/bash
# php artisan key:generate --show
base64:fIbC/i31OpEVWL3FhA7nr+hX1BVwzXZ0wrvzP3dj87U=
# exit
base64:fIbC....
欄をメモっておきます
- .env.dockerを修正
APP_KEY欄の値を入れ替える
APP_KEY=base64:fIbC/i31OpEVWL3FhA7nr+hX1BVwzXZ0wrvzP3dj87U=
外部からアクセス可能にする
- .env.dockerのAPP_URL欄を修正
localhostをFQDNかIPへ変更
- APP_URL=http://localhost:8000
+ APP_URL=http://example.com