使わなくなったPowerEdge R410にDebianインストールをしようと、起動用USBディスクを作成し、BIOSでUSBを最優先起動設定にしてもUSBから起動出来なくて数時間費やしました。
解決策をネット上で、探したところ、下記の記事がドンピシャで該当しました
ブート解決策
- 起動画面(Dellのロゴがでているとき)で
F2
を押し、BIOS設定画面を起動する。 - BIOS設定にてUSB Flash Drive Emulation Typeを
AUTO
からHard Disk
に変更する。 - 設定を保存してBIOS設定画面から抜ける(再起動)
- 起動画面(Dellのロゴがでているとき)で
F11
を押し、ブートメディアの切り替え設定を起動する。 - ブートメディアの切り替え設定において、「Hard Disk」の項にUSBフラッシュメディアがあるので、USBフラッシュメディアからの起動を選ぶ。
- 無事にUSBからインストーラーが起動する。
ネットワークが使えない
NICの認識はしているものの、ネットワークに接続出来ない
Debianのインストール画面でパッケージのインストールが出来ないので、ディスクやパスワードの設定だけで、ほとんど素のログイン画面でインストール終了
しかし、インストールは完了しているので、ログインは可能
ネットワークドライバーのインストール
- 別PCにて、https://debian.pkgs.org/10/debian-nonfree-amd64/firmware-bnx2_20190114-2_all.deb.html からダウンロードし、USBに保存
- そのUSBをPowerEdgeに挿し、マウント USBのデバイス名は適宜調べてください
# mount /dev/sdx /mnt
- ドライバーインストール
# /usr/bin/dpkg -i firmware-bnx2_20190114-2_all.deb
# reboot
補足:
ネットワークが使用できるようになったものの、/etc/apt/sources.listもなく、自分で作成する必要があるので、ネットワークドライバーと一緒にUSBへ保存しておいた方が楽かもしれません
ちなみに、この時点ではsshも入ってないため、ネットワーク転送は難しいかもしれません
ネットワークが有効になり、sources.listにて、apt update
して、sshやらsudo,gitなどなど、通常通りのパッケージインストール作業が行えるようになりました
今回の環境
PC: Dell PowerEdge R410
OS: debian-11.3.0-amd64-netinst
NIC Driver: debian-nonfree-amd64/firmware-bnx2_20190114-2_all.deb