Zabbixサーバーが既に稼働してあるものとして、情報を取りたいエージェント(Agent)側にzabbix agentをインストールすることが多々あります。
そのままインストールして、デフォルトのまま起動すると、大抵、サーバー側と通信取れないことがよくあるのでメモしておきます。
Zabbix Agentのインストール手順については割愛します。(yum,aptでzabbix agentをインストールするだけなので)
確認事項と対応
ファイヤーウォール
- 使用しているOSのファイヤーウォールが起動しているのか?
- ファイヤーウォールでポートがブロックされていないか?
- SELinuxが起動していないか?
SELinuxやファイヤーウォール(iptables)が起動していたら、一旦無効にしてみましょう。(手っ取り早いので)
zabbix_agentd.confの設定
デフォルトでは、#Server = 127.0.0.1となっているので、ここをZabbixサーバーのIPに変更しましょう。
デフォルトのままの設定で通信出来ない場合は、下記のようなログが残っているはずです。
failed to accept an incoming connection: connection from “xxx.xx.xx.xx" rejected, allowed hosts: "127.0.0.1"
PIDが作成出来ないエラーの場合
稀に、zabbix agent起動時に、PIDファイルが作成出来なくて、起動に失敗する場合があります。
ログを確認すると、下記のようなエラー
zabbix_agentd [890]: cannot create PID file [/var/run/zabbix/zabbix_agentd.pid]: [2] No such file or directory
これは、OSを再起動した際に、tmpfsの影響により、ディレクトリやファイルが消される場合があります。
この場合には、/var/run/zabbixのディレクトリがあるか確認することとパーミッションを確認しましょう。
# mkdir /var/run/zabbix # chown zabbix:zabbix /var/run/zabbix
この後に、zabbix agentを再起動し、/var/run/zabbix/zabbix_agentd.pidが作られていることを確認
その他
現在のZabbix最新版は3.xであり、以前からzabbixを利用していれば2.x以前を利用している場合もあるかと思います。
バージョンによる不具合も起きるかもしれませんので、なるべくバージョンは合わせたほうが良いでしょう!