Debianが約2年ぶりにメジャーアップグレードで、[Debian 8.0 Jessie][1]がリリースされましたので、早速、既存の7.x(wheezy)からアップグレードを行ってみました。
メジャーアップグレードでリリースされたばかりなので、用心をとって、VMware Fusion上にてテスト的にアップグレードです。
VMware Fusion上で、7.8(wheezy)をnet installした後、8.0(jessie)へのアップグレード方法です。
もし、運用しているwheezyをそのままアップグレードする場合には、/etc下やapt関連のバックアップを取ってから行った方が良いでしょう。
- 既存のパッケージを更新しておきます。
# apt-get update; apt-get upgrade
また、整合性の競合がないことも確認しておきましょう - wheezyからjessieへsourcelessを変更
# sed -i 's/wheezy/jessie/g' /etc/apt/sources.list
- 更新・アップグレード
```
apt-get update
apt-get upgrade
apt-get dis-upgrade
```
- 掃除
# aptitude purge '~c’
- 再起動
# init 6
- バージョン確認
``` # lsb_release -aNo LSB modules are available. Distributor ID: Debian Description: Debian GNU/Linux 8.0 (jessie) Release: 8.0 Codename: jessie
以上で、7.xから8へのアップグレード完了です。
jessieから、GNOMEが標準になったり、標準のinitシステムがSysVinitからSystemdへ変更されたりと、7.xとは大幅な変更がありますし、リリースされたばかりと言うこともあり、不具合も出る可能性が大いにあるので、急がなければ、1ヶ月近くは様子をみて、アップグレードした方が良いかと思われます。
[1]: https://www.debian.or.jp/using/index.html