autoumount(autofs)の設定でハマった点
症状
手動でNFSマウント出来ることが確認出来た後、autofsで自動マウントされない
CentOSやDebianでautofsやnfs関連のインストール済みで、手動にてnfsマウントは出来る事は確認している。
autofsの設定確認
- /etc/auto.master 全てコメントアウトし、下記一行だけ
/mnt /etc/auto.test --timeout60
- /etc/auto.test
test -fstype=nfs,rw,intr,nosuid,rsize=32768,wsize=32768,soft,async 192.168.
1.10:/test
この状態で、autofsを再起動し、マウントしようとすると、No such file and directory
で接続出来ていない
エラーの詳細
autofsを停止し、手動にて、詳細モードで起動してみる
# /usr/sbin/automount -vf
key "test" not found in map source(s).
failed to mount /mnt/test
auto.masterとauto.testを何度も見直し、ほぼ半日ほど時間を費やしたが、ようやく原因が特定でき、正常にマウント出来るようになった。
解決
今回は稀な原因かもしれないが、auto.testの中身を他の機器からコピペした際に、区切り間の空白文字が正確な空白文字ではなかったようでした。
見た目は全角でなく半角空白なのですが、なぜか区切り空白を、再度空白もしくはTABを再入力したところ、正常にマウント出来るようになりました。
調べてみると、空白文字でもいろんな種類があるようです https://w.atwiki.jp/livecommentart/pages/34.html
問題解決するための確認
autoマウントする際に、割と引っかかるポイントを挙げておきますので、確認しておくと良いと思います
- FirewallやSelinuxが有効になっていてブロックされていないか確認
- /etc/auto.master内の
+auto.master
をコメントアウト - マウント先のディレクトリを作成しておく
- rpcbindやautofsが起動していること
- 接続元のexportsでアクセス制限がかかってないことを確認 (アクセス制限で拒否されてれば手動マウントでも失敗するでしょう)