GrowiをDockerで起動し、約1ヶ月利用してみて、私個人的な利点・欠点を挙げておきます
現時点(v3.7.7)での事項なので、今後のバージョンアップでは対策される可能性があります。
利点
- リアルタイムプレビューでMarkdown編集
- 複数人で編集可能
- 変更履歴管理
- draw.ioによる図形編集
- dockerで簡単設置
- オープンソース
- hackmd連携
- elasticsearch高速検索
- LDAPやGoogle,Githubなど認証機能
- reveal.js搭載の簡易プレゼンテーション
欠点
- ひとつの記事内に画像やdraw.ioの図形が多い場合、いちいちプレビューするため反応が遅くなる
- バージョンによってはhackmdとの連携が不安定
- 変更履歴で過去に戻る復元ボタンがない
- データのエクスポート・インポートではバージョンを合わせる必要がある
- データをインポートすると、elasticsearchのリビルドに失敗する
- 記事をMardownやPDFでエクスポート出来ない
社内で運用は??
draw.io搭載により、フローチャートやUMLなど組み込めるので、技術的な記事を書く上では結構使い勝手が良いと感じました。
しかし、バージョンによって互換性がない事、インポートで検索が出来なくなる事など、複数人で運用するとなると、安心して使い続けるには不安が残ります。
現に、v3.7.5にアップした際に、自分だけの記事がForbiddenで閲覧・編集出来なくなり、一度インポートした後は、いくらバージョンアップしても、elasticsearchに失敗し、検索が一切出来なくなるのは致命的です。
この不具合が起きている状況で、v3.7.5→3.7.7→4.0へ上げても改善されませんでした。
このような事から、社内で運用するには、まだ不安定で使えないかなぁ。
これに比べ、HugoやGithub Pagesだと、GitHub,GitLab管理で記事ごと常にバージョン履歴を残しつつ、保存されているので、安心感はありますが、hugoでfrontmatter書いて記事作成してコンパイルし、git pushしたりと、手間かかる欠点は拭えないですが。
なので、データの互換性(せめて下位互換)とElasticsearchが安定したら、Growiは使いやすいWikiであることは間違いないと思いますので、今後に期待!!
やはりNotionか
上記の欠点を補え、高機能・多機能なNotionに軍配が上がる気がしますね。
何より、Markdown初心者でも簡単に綺麗に記事が書けるし、バージョン履歴、タスク、カレンダーなど何でもありなオールインワン情報共有ツールとしては完成度高いですね。 性能が良い分、使いこなすには有料プランが必須になってくる事、、今後、ユーザーが増えてくるとEvernoteのように制限がかかるかもしれない事ですかね。